チームとは何か
小学校教員ですが、部活動の指導経験が10年くらいあります。その経験の中で、自チームを含めて様々なチームを見てきました。
そして、チームの子ども・大人も含めた成員に迷いや齟齬が生まれるのは共有するべき目的が見失われたときだったように思います。
今は、保護者として息子の所属チームの活動に参加しています。
最初の頃、何度か活動体験会に同伴しました。どんなチームか気になったからです。
実際に指導者や保護者がかける言葉や対応を見て感じたのは、スポーツを通して、自分たちの子どもたちを一緒に育てようというシンプルな願いを共有しているな~ということです。
たくさんの子どもと家族。それぞれ背景や抱えてているものは別々ですが、同じ目的を共有しているから、どの子どもにもエールを送ります。そして大人も子どもたちの全力プレーから勇気を返してもらっています。いいチームだと思います。
さて、自分のことを100%分かる他者は存在するのでしょうか。
少なくとも自分は同僚の生い立ちや背負っているものなど詳しいことはわかりません。妻でさえ、何を考えているのか分かってあげられないため、地雷を踏みまくります。(昔よりは、若干少なくなりましたが、それだって気のせいかも。)
そんな他人ばかりの関係がどんなふうにつながってきたのか。40年の人生を振り返ってみれば、共有できる課題や願いがあったのだと大学院生活でクリアになってきています。もう少し早く、なんとなくそうだようなあではなく、確信になっていれば!とも思いますが、今日が人生で一番若い日ということで、前向きに考えています。
今いる集団、これから出会う集団。何も知らない同士でも、見据える先が一緒なら、仲良しにはなれないかもしれないけれど、チームにはなれそうです。