宿題
「あぁ、何で宿題なんてあるんだろう。」
先日、息子が呟きました。
ふと、手をとめて、「そうだよなー。」と相槌を打ちました。私も子供時代、同じようなことを考えていたような気がします。
・・・いや、教師1年目にも同じような気持ちを味わったことがありました。
なんとか4月を乗り切り、明日から休みだ!という日の職員朝会。
学年主任の先生に、そっと箇条書きのリストを渡され、
「これ、連休中の宿題ね♡」と言われたときです。
朝から帰りまで学習をして、さらに持ち帰りの学習(宿題)をする。
これって、学習を「仕事」に置換すれば、ある業種のワークスタイルと似ているかも。
そこで、「宿題」に関する論文をいくつか読んでみました。教師や保護者によって効果の有無や価値観にばらつきがあるようです。
基礎学力の向上、家庭学習の習慣・推進、家庭の経済格差と学力の相関、子供・保護者の負担感などの言葉が躍ります。
うん。それでは、学力や意欲アップを学校生活の授業内で完結できたなら、子供たちのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)も向上するのではないか。ひいては、彼ら彼女らが大人になったときにも。
私は、この方向性で考えていくことが圧倒的に魅力的だと感じました。
さて、明日から連休。どんな宿題を持ち帰ってくるのだろう。
夕餉の用意をしながら、妻と子供たちの帰りを待ちたいと思います。