MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

心の薬箱

学校に通うことがしんどくなって、不登校になりかけた子。

その子がまた登校しようという気持ちになった理由として、印象深かった事例があります。

 

自分が小さかった頃の写真やビデオを見たそうです。

ご家族と一緒に。

自分が家族や親族に愛されていたことを知った(思い出した)その子は、「俺、なんか、大丈夫だわ」と復活したとのことです。

 

不適応の理由や原因等は様々なので、このようなケースはレアなのかもしれません。

でも、私は、娘と息子が小さかったころの動画をスマホに入れて、時々、見てます。

正直なところ、心の薬箱になっています。

 

他の方々にしてみれば、他愛もない生活の風景でしょうが・・・。

投げてあげた風船をキャッチして満面の笑みを浮かべる2歳の娘。

妻が呼ぶ方に、懸命に歩いていこうとする1歳の息子。

そのほかのストーリーズ。大切だった時間が思い出され、癒されるのです。

 

ちなみに、今日、病院で3時間くらい待ち時間があり、読書して過ごしていたのですが、さすがに後半は少しつらくなってきました。

ここでも、動画や写真は大活躍です。

傍から見ると、スマホを見ながら微笑むおじさんの姿は怪しさ抜群ですが、声をかけてくれたら、

「可愛いんですよ~。一緒に見ましょう」と誘ってしまいかねません。

 

私は、気持ちがバテ気味のときに「思い出」の効果を感じます。

そして、未来の自分への贈り物として、今を共有している人たちとの時間を記録していくことは、とても大事だなあと思います。