MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

オンラインゼミ①(言霊について)

Q:西川研究室では「期待している」「結果を出します」という言葉を日頃からよく使うことを意識している。これは「言霊」を意識しているのか。で、もし、言霊があるとして、分かりやすく説明するとしたら?

 

A:あると思う。それは心霊的なものではないと思うけど、結局さ、その人が本気なら必ず言動にも連動するからだよ。例えばさ「俺は絶対に受かるんだ!」と言っている方が「俺はダメだよな~」と言っているよりも受験勉強の持続力などが明らかに前者の方がいいに決まってんじゃん。

で、自分で言うことによって、自分を洗脳してるような部分もあるからね。とにかくは、当人の言った言葉に具体的な言動が連動するか。だから言霊と言われるような現象が起きると、私は思うね。

 

Q:それは前向きにも後ろ向きにも作用する?

 

A:そう。だから一貫して前向きにするためには理論が必要なんだよね。例えば、妻の愛情は、喧嘩したりなんかするとアップダウンしちゃうけど、愛情を高い位置で維持するためには、妻がいることが「得」であることを理解することだよね。その理解があればブレ幅が少なくなる。他にも、ゼミで問題起きた時だって、昔は内心「どうしよう、どうしよう」と思っていたけど、今は、自分が一人悩んだって仕方ない。それを解決するのは自分ではなく、有能なゼミ集団っていうとこに落ち着くまでが一瞬になったよね。

 

あと重要なのは、俺が「期待しているよ」ではなく、本人が自分に期待しているかだよね。よく、「ゼミ生の人生がどうなろうと俺には関係ない」って言うけど、やっぱり、自分に向き合い、自分に期待するのは当人なんだよ。俺が小学校教員なら小学生にも同じこと言うよ。でも、保護者には、事前に説明するだろうね。もしくは、おたよりなんかでアナウンスする。

 

【以下、文例】

実は、私、授業中に「君らの人生がどうなろうと、先生には全く持って関係ない」と言うんです。「何言ってんだ!」とお叱りを受けるかもしれません。ただ、私がそういうことを言うのはなぜかといったら、本人が一番、いい思いもするし、大変な思いをするということを分かっていくために、誰かが何か言ったからと思う大人になってほしくないと考えているからです。

 

もちろん、私は教師ですから、子どもたちの成功を願い、失敗を厭う気持ちはあります。しかし、それを言ってしまえば、安易にそれに乗っかってしまうので、あえて厳しくも冷たくも言うことがあります。ただ、お子さんに聞いてください。私が本当に冷たい人間かどうか。

 

というわけで、子どもたちには自分や自分たちに期待する大切さを伝えながら、私も「日本一、素敵な学級集団の担任に俺はなる!」と言っていきます。ちょっとルフィみたいです。