アコーハンと電柱でござる

日曜午前、音楽と台所
日曜日の午前は、朝風呂とサウナから始まり、そのまま1週間分の買い出し。
そして作り置きをします。
平日の夕食づくりは奥さんに、ほぼ任せきりなので、
せめて…という気持ちで台所に立ちます。
この作り置きが、平日の余白(もう一品、お弁当のおかず)を地味に支えてくれています。
そして、野菜を淡々ときざんでいくと、煩悩も消えます笑
近くでPC作業をする奥さんと雑談しながら、
Alexaが選曲の世代ど真ん中のJポップがBGMです。
ふいにエレファントカシマシや奥田民生が流れると、中央線を行ったり来たりしていた頃の景色が、駅名と一緒に、ふっとよみがえり、テンションが上がります。
あの頃に出会った人たちの顔も、いくつか。
音楽は、タイムマシーンです。
思えば、今の自分を形づくっているのは、学校だけではなくて、こうした「なんでもない時間」や、「バイト」、「友人や家族との語らいの時間」、その時代に「出会った人たち」です。
子どもも大人の学びも成長も、きっとこんなところからなのだろうな、と。
だから年齢を重ねた今も、こういうなんでもない時間や、他者と語り合う時間をちゃんと味わっていたいなと思います。

標準時数という呪文
【標準時数という呪文】
中学校学区の教務主任が集まり、行事の調整会議が行われました。
ところで、小学校や中学校には「標準授業時数」があります。
守るべき最低保証。これはとても大切な考え方だと思います。
会議では、各校がどのように時数を確保しているか、そんな話題にもなりました。
ただ、ふと立ち止まって考えてみると、
標準時数というのは、
「平均的な学校で、平均的な教師が、平均的な子どもに教える」
ことを前提に設計された数字なのだと思います。
しかし、今の現場はどうでしょうか。
子どもは多様になり、教師の数は減り、求められる学びは、より深く、より広がっています。
今、問われているのは、時数を「守るか/破るか」ではなく、その時数を「どう使うか」。
そして、そもそも「どんな時間を、学びとして認めるのか」という問いです。
時数の弾力運用が可能な学びの多様化学校は、まさにこの本質に踏み込もうとしているように感じます。
標準時数は守るもの。けれど、その使い方には、
学校ごとの哲学が、これまで以上に問われていくのだと思います。
子供たちとの問答シリーズ「私みたいにならんといて」
子供たちと問答をしていると、私という個に興味をもつようになっている気がします。
裸の40代男性教員のことを知りたい小学生…。
文字にすると変な感じがしますが、事実、そうなのです。
今週は女子からのターン。
Q:なぜ先生は『学び合い』を取り入れたのか。
→教え子たちの卒業後を知っていくうちに、小学校教員として無理せずに、今、出来るベストだったから。そして、そのベストを知るために大学院に行って学びたくなった。
Q:人生で一番やらかしたことはなんですか?
→学生時代のある後悔を伝え、私みたいになってほしくないことを伝えました。(でも人生2周目をしても同じことを繰り返しそうな気もします)
真正面から答えるのは、少々、キツイ質問も増えてきましたが、別に話して損するものはありません。できるだけ曝け出そうと心がけています。先生だって、失敗するのだし、その辺のお兄ちゃん、お姉ちゃん、おじさん、おばさんの立ち位置ぐらいがちょうどいいのかもしれません。
ただ、歩んできた人生を伝えることは、興味をもってくれた人には意味あるように思います。そして、それを聞いてどうするかは子供自身が考えていけばいいのです。
問答(不登校)
ある子から「不登校についてどう思いますか?」と質問がありました。
以下のように答えました。
必ずしも、全ての子どもたちに、今の学校のスタイルに、はまらないよね。だから不登校の子は30万人。長期欠席でカウントされている子も含めると50万人近い。週末、大人の『学び合い』の会を開いたけれど、そこでも話題になった。
ところで「不登校特例校」という学校がある。(板書)
学習指導要領にとらわれない学校のことです。
(「へえ、いいなあ」という声がちょっと聞こえる)
これは今、「学びの多様化学校」と名前を改め、文部科学省も全国で300くらい作ろうとなっている。都道府県を50として単純に割ると、県内にも6校くらいできる。
だけど、これだけの不登校の子供たちがいることを考えると、現状の学校が現代社会に不適応を起こしているという見方もできる。先生たちも、学校教育の当たり前を見直すステップを踏んでいかないといけない。
今、不登校自体は珍しいことでも悪いことでもないと私は考えている。でも、仲間のサポートや声かけがある場所には、行きたくなるんじゃないかな。だからこそ、今、みんながやっている学校で仲間を作る授業は、とても意味があると思うよ。
今日の他の質問は、私自身の学生時代のことや好きな物についての質問でしたが、これはこれで自分をメタ認知するのに役立っています。
僕の好きな色は「モスグリーン」でした。
調理実習
子供たちと調理実習をしました。野菜炒めと収穫したじゃがいもを使った料理。
私自身は3年ぶりくらいの調理実習。子供たちの動きや活動が楽しみでもあり、ちょっと不安もありました。
結果。
「おー!」「もう、できたの?」「料理上手は片付け上手っていうよねえ」とか言いながら見守っているうちに終わってしまいました。お見事でした。
その中で、暇そうにしている子が一人もいなく、皆が自然に協力しました。時間が間に合わないと判断した班は、料理を変更するなどの柔軟性を発揮しました。役割分担も、かなり自然に発生していました。
自分達で調理したものは美味い。少食の子も、いつもより箸が進んでいました。
学校的には調理実習は非日常ですが、ご飯を作ることは日常そのものです。
男女入り混じって、自分たちのご飯を「ああしよう、こうしよう」「いいじゃん」と対話しながら進める活動を見て、なんだか幸せな時間となりました。
子供たちも同様だったようです。教室へ戻るとき「料理っておもしれえなあ」とつぶやく子たち。この活動の余韻は残り、年末のお疲れ会は、みんなでうまいものを作ろう的なイベントになりそうな予感がしています。どんどんやってほしいなあ。
本日の問答(対子供たち)
週に一度、クラスの子供たちからあらゆる質問を受け、答えます。毎回、どんな質問がくるかどきどきしますが、語ることで、思考の整理につながるし、そんなことをのたまっている自分はどうなのよ?とふり返る機会をいただいています。
今日は男子4名から。
①ドリブルで相手をなかなか抜けないのだが…(サッカー少年)
→私はサッカー経験者じゃないから的外れかもしれないが、リフティングやボールタッチの練習を毎日続けることではないか。よい練習とは、毎日続けること。それとこのクラスには君とは他チームに所属する選手やバスケットの選手もいるから、アドバイスをもらうのもいいかも。
②質問が浮かばないときには?
→いい質問。情報を入れて、自分で考えて、疑問に思ったことを聞いてほしい。なんだっていいから。楽しみにしています。
③ニキビはなぜ出るの?
→大人に近づいてきた証拠だと思います。男性ホルモンが多くなると出るはず。私もひどかった。つぶしたくなるけど、あれはよくない。増えた。年頃はやっぱり気になるよね。私は赤ニキビが多くて嫌だったから、市販の薬は、肌になじむ色を使っていたなあ。とにかく洗顔。
④ミソキンは食べましたか?
→ヒカキンのやつ?息子と動画で見たけど、食べてない。レアなんでしょ?食べたことある人いるの?(クラスに2名)
レアつながりで、ポケカの話にずれてしまいました。
小学生の彼ら彼女らの等身大の質問に大真面目に答えてます。
1週間に15分程度。自己開示と内省になっているかな。