MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

問答(誹謗中傷について)

先日、授業で、児童から「先生は、誹謗中傷について、どう思いますか」という質問を受けました。そのときの私の答えと、その背景にある考え方をシェアしたいと思います。


「まずネット上の匿名による誹謗中層は、名前を残さないところから卑怯だと思う。それと、誹謗中傷は、された側が自死に追い込まれた事件もあった。見ず知らずの他者から怒涛のように非難されることは、大人でも相当、心が参ってしまうということ。こんな質問をするあたり、される側にもする側にもなりたくないんだよね。確かになんの得にもならない。特にインターネットへの書き込みなどは、自ら背負うリスクも高い。私だったら絶対にやらない。」

 

ネット上で行われる誹謗中傷等の書き込みリスクとしては以下のようなものがありました。

・自分の書き込みが永久に残り、将来的に自分に不利益をもたらす可能性がある
・自分の書き込みが犯罪(名誉毀損や侮辱罪など)に当たる場合があり、法的な責任を問われる可能性がある


それよりも、私の目の前にいる子どもたちも、やがて親になる日がくると思います。そして、我が子の可愛さを知り、我が子へ願いを語るときに、他者の子を誹謗中傷した過去が親となった自分を苦しめるのではないか?とも思います。私は、それはかなり大きなリスクだと感じます。

 

40人いたら受け止め方も40通り。ただ、名前を出さずに相手を非難することはフェアじゃないこと、誹謗中傷はなんのメリットにもならないことは、なんとなくでも感じ取ってもらえたらいいなあと思っています。自らが不利益を被らないためにも。