生産消費者と学校教育
『富の未来』に「生産消費者」という言葉があります。
販売や交換のためではなく、自分で使うためか満足を得るために財やサービスをつくり出す人です。
パイを焼いて家族や友人、仲間に食べてもらう。親の介護、社会団体や消防団でのボランティア。
ブログによる情報発信やDIY、ウィキペディアなんかもそうです。
と、打ち込んでいたら、娘が「スイートポテトを作った!食べにきて!」と言ってくれました!
(これも生産消費的活動ですね。うまかったです。)
もっともイメージしやすいと思うのは、親が子どもに社会の一員として必要なルールを伝えること。
これがないと、社会の経済生産性の消失は計り知れず、まして社会全体が子育て(教育)を失敗したときはの消失は、膨大なものになると書かれています。
さて、子どもや地域の未来のことを考えている人はたくさんいます。学校教育において、地域を巻き込み、多様な人材を生かすってこういう視点じゃないかと思います。
そこにビジョンを明文化して、不特定多数に伝えていくことが、地域コミュニティの核となる学校の大きな役割なのではないかと思います。
ちなみに『学び合い』をすると、子ども同士の学びや人間関係の生産消費的活動が、かなり促進されます。友達からの「いいね!(承認)」やつながりが価値を生み出していきます。
ここで育まれるマインドが未来のコミュニティ形成にもつながると思うのです。
【追記】
合同『学び合い』は、教師1人で担当する子どもの数が増やせます。全校児童と1人の教師でも実現可能です。
所属校では、その時間に教員同士の情報交換や学級事務を進めることも、でき始めています。(週に2,3回ほどですが)
昨今の教育事情(教師不足、働き方改革)の改善にもつながる一手かと実感しています。