先達の教え
「教師は年を重ねるほど努力しなさい。そうしないと現状維持どころか退化する。学び続けることで、今、あなたがもっている若さという魅力に代わる力が得られる。」
初任校の校長先生の言葉。
「教師がぶれ、迷うと、子供もぶれ、迷う。」
これも初任校の指導教員の言葉。
私の授業は、相当、ぶれまくり、迷いまくりの授業だったのでしょう。
それでも授業が成立していたのは、校長先生が言う「若さ」という武器があったからなのだと思います。
あれから20年。教師人生も折り返しました。
私自身は親にもなり、様々な背景をもつ教え子たちと出会いました。
そして上越教育大学の西川先生の『学び合い』に出会い、自らの意志で進学しました。
今日は、全校『学び合い』2週目。
「今、みんなは、学習を通じて中学校でも大人になっても、つながれる仲間集団をつくっている。それがみんなの幸せにつながる。」
という話をしました。
これが今の私のぶれない核です。
この先生は何を話しているのかなあ?という顔の子もいれば、うなずきながら聞いている低学年の子もいます。
ただ、自ら学び続けていなければ、私の発言は薄っぺらい上辺だけの言葉だと、子どもたちに見透かされてしまうのだと思います。
今後の世の中を見据えながら、そこで生きていく子どもの幸せを思う。
目の前に学び続ける推進力がいてくれるのが、とてもありがたい。