ユーモアは最強の武器である
少し時間を見つけて、いいなあと思って購入したはずだった積読たちをAZ(アウトプット前提)で読んでいきたいと思ってます。今、読みたいものから手を付けています。
まず、読んだ本は「ユーモアは最強の武器である」
スタンフォード大学ビジネススクールの人気講義「ユーモアーシリアス、ビジネス」の講師を務める著者2人による「ユーモア研究」をまとめた1冊です。
お笑いの芸を磨け!に寄った本ではありません。身の回りにあふれているユーモアを拾い、陽気さをほんの少し、取り入れていくことで、世の中の見方を変えることができることを教えてくれます。
ユーモアのある人は、地位が高く見える、知的に見える
ユーモアが許されている組織は、生産性や心理的安全性の高さが抜群に高い
ユーモアを介して人と人の距離が近づき、つながりが生まれる
ユーモアはストレス緩和に役立つこと、健康をもたらし、寿命が延びること
などを実証的データや豊富な実例を示して、読みやすくまとめられていました。
書きぶりもユーモアが満載ですが、ところどころ、アメリカンジョーク的な例えが、ピンとこないところもありました…。
というわけで、この本のベスト名言です。
「ミスしたって(たいていは)大丈夫」
スタンフォード大学の最近の研究では、前向きな話であれ、否定的な話であれ、自分の人生のできごとを(悲劇や修羅場としてではなく、むしろ)喜劇としてとらえる人は、心理的ストレスが少なく、エネルギッシュで、果敢で、充実していることがわかっているそうです。
そして、自分の失敗を笑い話にすることは、自分の心理状態をコントロールするための強力なツールとなるだけでなく、まわりの人たちも安心して失敗を認めやすくする効果が生まれます。
スポーツなんかでも、エラーやミスをして身体が委縮するようなチームにいると、やはり良い結果は出てきません。それが連鎖したりもします。
年を重ねるごとに、自他の失敗を笑って話せるように。ゆとりをもって。
自分の思考フレームや職場などのコミュニティの雰囲気をユーモアで変えてみたいという方に、かなりおススメだと思います。