MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

「The Long Game」

上越に行ってきた数日間を時系列で振り返っています。おもに自分用のメモですが、ほんの少しでもどなたかの何かの役に立てば。

 

まず、移動中に読んだ本です。

「The Long Game」(著:ドリー・クラーク)

本に関する投稿は、いつも難しいなあと思っているのですが…。

断言します。この本は「これ、絶対読んだらいいやつ」です。

ネットワークづくりの動機づけやSNS発信を継続する励みにもなります。人生観が変わる可能性も秘めています。読みながら上越教育大学の西川先生の思考や長期投資の考え方ともリンクしました。個人的には声を大にして推します。書店やAmazonで見かけたら、思い出してほしい1冊です。

 

というわけで、ざっと概要などを紹介します。

 

本書は、企業だけでなく個人にも長期戦略が必要だと「長期の思考」の大切さを訴えています。そして、価値ある将来の目標に向かって、努力を続けるロングゲームをプレイするためのコンセプトと戦略を余すことなく紹介していきます。(身近な失敗談や迷いも取り上げられていて共感できるし、読みやすい)

 

まずは、ロングゲームをプレイするなら「余白」が必要と述べています。なぜなら何か斬新なアイデアや創造性を生み出すのは膨大な時間ではなく「余白」だからです。だから働き方を考える。「忙しい」は言い訳であって、忙しい自分に自己陶酔しているだけ。「余白」を作るための定時退勤・育休・サバティカル・大学院進学。大いにありだと思いました。

 

また、新しいことに挑戦する際に「20%の時間を使う」といった無理のない自己更新の仕方や情報発信の継続の意味合いについても、なるほどなあと思いました。

例えばブログなどで発信を始めてから何らかの反応があるまでに、最低、2,3年はかかり、最初のうちは結果が出ない。しかし、ここで戦略的に忍耐できれば、注目の雨粒が天から降り注ぎ、自分の成長も指数関数的に飛躍する…。なんだか勇気づけられます。そして、若者たちには、自分よりも圧倒的に時間がある。毎日、発信を続けていったら、とんでもないところまで行くんだろうなあと勝手に胸を躍らせています。

 

と、かなり長くなってしまいそうなので、この辺りでまとめます。

 

今、投稿しているこのブログも誰かの何かの役に立ったら嬉しいし、自分のためにもなると思えてきました。人生はロングゲーム。RPGに例えるなら、1つ1つの投稿は、スライムやドラキーを倒すぐらいだと思います。でも、ときどき宝物を落としていってくれるかもしれない。中には新しい装備品やゴールドが入っていてレベルアップにつながる。小さくても毎日の積み重ねが、やがてとんでもないレベルに辿りつく方法なのだと思います。去年、発信を始めたときの迷いなどは、大分、減ってきました。そろそろ「さまようよろい」あたりは倒せそうな気がしてきました。

 

大学院の2年間は、教員生活のちょうど折り返し地点。ロングゲームの復路を走るうえで、新しい視点を得たことが自分の追い風になると思っています。