MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

離任式の言葉

こんにちは。10年前に、新任のあいさつをしたときは、こんなに新しい体育館ではなく、とっても古い体育館だったなあと思いだしています。

 

さて、私は、みなさんに「仲間とのつながりを大切に」ということを伝えてお別れします。少し、難しい話かもしれないけれど、「いいなあ」と思ってくれる人がいたら、あとで友達にも伝えていってくれると嬉しいです。

 

実は、私は初めから先生になろうと思っていたわけではありません。教員だった祖父の死や仲間との出会いなどから、先生という職業を選びました。そして、今は選んだ道を正解にしようと思って生きています。この2年間は大学院で学び、たくさんの人の出会いから、先生という職業は、皆さんの幸せを保障できる素晴らしい職業だと確信しています。

 

皆さんには、可能性しかありません。でも、君の可能性に気付き、君の世界を拡げ、君のやる気に火を点けてくれることができるのは、誰でしょう。ちなみに、先生は神様ではないので、そんなこと、できませんよ…。

 

じゃあ、誰なんだろう?それは、より多くの仲間の存在です。それも同じ学級や学年の中だけでなく、より多くの人とつながるといいと思います。なぜなら、より多くの人と交流することで、君と相性が合う人や可能性に気付く人が増えるからです。それは、新しい自分自身を見つけることにも役立ちます。全校で『学び合い』をしたときに、それを感じた人もいるのではないでしょうか。

 

全員とは仲良しにはなれないかもしれません。けれど、共に課題を解決しようとする仲間にはなれます。もし、自分の苦手があったら、堂々と仲間を頼ってください。私も新しい職場では、分からないことばかりだと思うので、思いっきり頼ります。そして、自分も誰かの力になれることがあったらいいなあと思っています。

 

では、一人も見捨てない気持ちを大切にしながら、仲間と共によい旅を送ってください。私も次の場所へ旅立ちます。

 

最後に、仲間の幸せを思いきり喜べるように、まずは、皆さん一人一人が思いきり幸せになっていってほしいと願っています。

 

ありがとう。さようなら。