単元内自由進度『学び合い』
大学院時代、「大正自由教育 ドルトン・プランと吉田惟孝」(著:岩崎彰代志)という書籍を読みました。そこに以下のような一節があります。
”自学自習のドルトン・プランに各人の能力に合った教育をした日本古来の教育と共通点を見出した吉田は今の画一的教育を「優等生遊ばせ劣等生泣かせの教授」と指摘”
約100年以上も前から、画一的授業では「浮きこぼれと落ちこぼれが生まれる問題」は注視されていたわけです。しかし、考えてみれば、当然です。一人一人、持っているものも特性も違うのですから。
新任校で2週間ほど『学び合い』に取り組みました。子どもたちが手ごたえを感じているようです。そこで、次は単元内自由進度で『学び合い』にステップアップできると感じたので、やってみました。
本時の学習内容は全員達成したようですが、次回以降、もう一度、理解を深めたい場合は、戻ってもいいし、先に進んでもいいよ!と伝えました。
たっぷり時間を確保したら、この子たちはどのように『学び合い』が進めていくか興味津々であります。そこに結果がついてきたら、子ども集団の肯定感も、ぐっと高まっていく気がしてなりません。