広い心、優しい笑顔、高い希望
道徳の授業開きをしました。
学習指導要領には「特に自己の生き方についての考えを深めることを強く意識して指導することが重要」との表記があります。そこで、ワークシートには「自分の生き方にどう反映させたいか」という項目を設定しました。
また、子どもたちには、内容項目を確認しながら、以下のように伝えました。
「たくさんある道徳の価値観を大切にし、行動し、継続していくためには、自分の人生や生き方に、どのように「得」になっているかという視点が大事。体力つくりも自学自習も人付き合いも、自分のためになってるなあと腹に落ちていたら続けられる。だから、先生や大人が好みそうな感想は書かなくていいので、自分の幸せに繋がっていくかどうかを考える時間にしてほしい。」
本時は「遊牧民の教え」について。資料には以下のような記述がありました。
「人をむかえるときにはあの草原のように広い心をもってむかえ、笑顔はその草原にさく花のように優しく、希望はその山のように高くあれ」と教えられて育つ。
このエッセンスは「広い心」「優しい笑顔」「高い希望」。それらを意識して行動すると、どんな「得」があるのかを考えました。
ある子の記述。
広い心は、気分の上がり下がりが少なくなって、幸せになる。
優しい笑顔をすると、良い印象を与える。
希望を高くすると、めざす場所も高くなり、夢を叶えることができる。
この考えはまさしく道徳的だし、自分のこととして捉えています。
道徳の授業をすると、子どもたちから教えられることがたくさんあります。そこが私の学びになっているので、楽しく続けられるのかもしれません。