『学び合い』の授業を見ていただいて
同じ市内にお勤めの教頭先生がクラス単位での『学び合い』を見学にいらっしゃいました。
「学校をよりよくするために、いろいろなものを吸収したいんだ」と爽やかに語る姿に身が引き締まります。
6年生の『学び合い』の授業開始。
子どもたちに語ったのは、
君たちの学び合う姿を見て、今日、見学にいらした教頭先生がいる学校の子どもたちの学び方が変わるかもしれない。(おお!)
もしかしたら、口コミなどで拡がれば、市内の子どもたちの学び方も変わるかもしれない。(おお!!)
いや、日本の子どもたちの学び方だって変わるかもしれない。(おおー!!!)
みんなで学び合って、みんなが100点取れたら、みんなは紛れもなくトップです。
みんなでだったらやれないことはないんじゃないか。ね、できると思うよ。
じゃあ、始めよう。
ということを話しました。反応がよい子たちなので、実は、もうちょっと語りが長くなってしまいました。反省です。
教科は算数。
一人の子がつまずきました。自分の考えが答えと一致しないのです。
歩いて友達に聞きに行きました。この子が今回のファーストペンギンです。
ヒントをもらうと「あ!そうか!」と数秒で納得して、クラスで一番早く、全ての課題を解決しました。
その後、黒板に解決のためのヒントをたくさん板書していました。
(答えではなくクラスメートが解決する喜びを得られるような絶妙な板書でした。)
目標時間の5分前に全員が課題達成。
全体へのフィードバック後、まだ時間がありました。そこで、くじ引きで個々のリフレクションを答えてもらいました。
なんて書けばいいかなあという子どもたちはいます。でも、友達の考えを参考にし合いながらも、全員が書き終えました。
そして、1回1回のくじ引きに異様に盛り上がりながら、自らの学びについてふり返っていました。
授業後は、見学にきてくださった教頭先生と『学び合い』の感想、子ども集団への対応のあり方、近況について情報交換などについて語り合うことができました。
充実した学びの機会をいただき、感謝です。
教員同士としても、何かを成し遂げていきたいと刺激をいただきました。