シン・キョーシ
先週、担任の先生が休んだ学級の補欠に入り、算数と社会を『学び合い』で進めました。
全校『学び合い』を経験しているので、クラス単位でもスムースに進みます。
久しぶりの授業でしたが、時間を子供に保障してあげることが本当に大事だと感じます。
集団がつながれば、教科書に載っているような問題は大抵、解決していきます。
だからこそ、集団にとって乗り越えるべきで、乗り越える価値ある問題設定が、教師の腕の見せどころといった感じもします。
金曜日、上越『学び合い』の会では、「シン・キョーシ(未来の教師像)」について話合いました。
教師が何かを教えるではなくなっていくのではないか。
自分の生き方を伝えていくことが大事ではないか、という意見がありました。
「私は〇〇が好きなのよ!面白いと思っているんだよ。早く週末になればいいなあ」
と、何かに夢中になっている姿を見せることが、大人になることは楽しいんじゃないかなあという身近なサンプルになるという考えを聞き、なるほどなあと思いました。
もちろん、教師の志向を集団に強制するわけではありません。
この日の結論としては、集団に価値ある課題を示し、集団を大事にし、集団の決定を尊重し、自分の好きなものを素直に表現できる人がシン・キョーシではないかと自分なりにまとめました。
【追記】
ちなみに、シン・シリーズは、庵野秀明氏が監督・企画から脚本まで制作全般に携わった映画作品で、タイトルの頭に「シン」が付くものを指すようです。「シン」の意味に正解はなく、新・深・真・神・震など、いろいろな意味を見出してほしいとのことです。