教師のあり方・面白さの変化
今日は社会科6年生『学び合い』の実践報告です。
担任の先生の要望は「奈良から室町時代の文化をまとめさせたい」とのこと。
というわけで、セオリーどおりに、対象と課題を明確にして提示しました。
「クラスのみんなが奈良~室町文化を超くわしくなれる資料を作ろう。~テストの結果もついてくるようにね~(3時間)」
あとは子供たちに委ねます。
今回、子供たちはクロムブックを使うことを選択しました。
誰がどの時代を担当するのかスプレッドシートを活用し、可視化して進めています。
スライドアプリを共有しながら、穴埋め問題や動画リンクを張り付けるなどして仕上げていきます。
背景にイラスト等を貼り付け方やリンクの貼り方も、子供たちが教え合っていました。
すごい勢いでみんながマスターしていきます。実にイキイキと活動しているように見えます。そして、全く教師を頼ってきません。
圧巻です。ただただ、素直な気持ちで「すごいなあ」と褒めまくっています。
一方で、子供に文化史を指導するために、教員1人で教材資料を作るには相当な時間が必要です。タブレット端末の使い方指導然り…。
しかも、それがクラスの子供たちにフィットするかは、わからない。
それどころか、教師が作った教材・教師一人の指導内容を強いることで個別最不適な学びになってしまうことさえあります。
10月にはオンラインで学区の小学校を繋いだ『学び合い』を実践予定ですが、たぶん成功するんじゃないかなと思います。それ以上に多種多様さがどんな形で結実していくのかが楽しみです。
集団の力に驚かせられているうちに、明らかに「教師のあり方・面白さ」が変わってきています。