MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

ゼミ振り返り(12/9)

今日は2つの質問を西川先生にしました。

 

①中学校単位の地域コミュニティの核として学校を考えたとき、統括するような校長がいたほうが物事がスムースに進むのではないだろうか?

→何かを始めることができるのは、最前線で実働している人たち。地方の教職員の移動は大体、教育事務所単位である。そのなかで教員ネットワークができる。異動してもつながっていけば、実現可能なことが結構あるはず。

 

西川研究室のオンラインゼミ生、ゼミの先達はこのようなつながりを大事にしているなあと感じます。学校を変えるというよりも、もっと広い視野も併せ持っているんだよなあと、いろいろな人の顔が浮かびました。

 

 

NHKの「小さな旅」という番組を好きで見ている。地域の民俗芸能や文化などを残そうと奮闘している人たちの姿に感銘を受けている。今後、生き残る地域コミュニティと廃れる地域コミュニティの違いは。

→前提として、その地域で生活をしないといけない。そこには子育ても介護もある。それらが担保できることも必要。これだけではなく、イノベーションを起こせる地域だったらいい。そのコミュニティのつながりのなかで「お前は賢いから、大学行って、起業しろよ。」「俺らは高卒でいいし、地元で働いているから、そのうち、お前が興した会社で働かせてくれよ。」みたいな関係があっていい。

地域のイノベーションを考えたとき、Microsoftのような会社になるのは難しいかもしれないが、その10万分の1の規模の会社を多数つくって、その1つになればいい。ネットが世界中に発達している世の中、可能性はある。

 

大学院に入るまでは、ここまで考えて、子どもたちに授業をするという視点はもっていませんでした。

地域ネットワークに住む人たち、その家族や子供の笑みが浮かぶ世の中に向かって、今、私たち教員がやれることはあるなあと思います。

そして、そこにロマンもあるなあと思っています。