MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

妻との教育談義(不定期開催)

年末、研修から帰ってきた妻が「主体的ってなによ?」という話をしてきました。

 

そこから年に数回、不定期開催の教育談義が始まりました。

 

「主体的とは選べる事じゃない?」と私。

「じゃあ、例えば教師が主体的になりすぎて、かなり作りこんだ授業を展開したとするよ。その筋書通りに進めるしか方法がないとしたら、子どもの主体性はどうなるの?」

どうやら研修会で感じるものがあったようです。

 

私は日本史好きなもので、ついつい歴史の授業に力が入ります。

例えば、聞かれてもいないマニアックな話や雑学を投下してしまいます。

その話を面白いと思う子もいる反面、誠に申し訳ないことにそうじゃない子もいます。

つまり、作りこんだ授業がマッチする子もそうでない子もいます。作りこむ熱量を否定はしません。とても共感してしまいます。

ただ、教師がかけた熱量(時間・費用等)が本当に全ての子どもたちにマッチするのかと言ったら、これは疑問が生じます。

 

主体的とは、誰に係ってくる言葉か。当たり前のようですが、ここを意識することが外せないように思います。

 

ドラッカーの「非営利組織の経営」に「学ぶ意欲をもった人間をつくり出す」のが非営利機関「学校」の役目とありました。

学校こそ、集団の中で、個々の主体性や強みが発揮されることに寛容な場所だったら、シンプルに良い場所ではないですか。

 

夕食前の短い妻との教育談義でしたが、人と語ることは大事だなあと感じました。

春、現場に戻ったら、また一兵卒として、その理想を追いかけたいと思います。

自分の思いのごり押しではなく、子どもたちや職員の皆さんと対話しながら。