講師がいない問題
関東で小学校に勤務している大学時代の友人A君からLINEがきました。
新年度からの講師急募!ということです。
ところで、そのLINEグループのメンバーは日本各地に居住しています。
A君が藁にもすがる思いで、講師募集を全国に広げている姿から焦燥感が伝わってきます。見つかるといいのですが…。
昨今の講師不足問題は、本当に深刻です。
ただ、講師をあてがっているうちは対症療法ではないかと思うのです。
かりに講師が見つかったとして、その次はどうするのだろう?
年度途中の欠員が出たら?来年は?再来年は?
同じ問題が発生する可能性はかなり高いです。
もはや、現場は考え方かシステムを変えてみるフェーズに突入していると思います。
僕は、この講師・教員不足問題は、院で学び、勤務校でも実践してきた全校(異学年)『学び合い』で解決できると思っています。それ以上もあります。同僚性の向上、勤務時間のシェイプアップ、開かれた教育課程に繋げられることも…。
現場にいるときは、全然知らなかったのですが、「学級担任」は、法的には必置することも、その職務も規定されていないようです。ただ、学級担任が学級単位で授業をするというスタイルがスタンダードです。このスタンダードがなんともなりようがないときが、一周回って、改革すべきタイミングとも思うようになりました。
A君には、講師のマッチングサービス、チーム担任制、そして全校『学び合い』の情報を伝えました。何か良い方向につながってくれたらいいなあと思っています。