クラブ活動
小学校の特別活動の領域に「クラブ活動」があります。
同好の子どもたちが集まり、年間計画を作ったり、自主的に運営したりする時間です。
大事なのは、子どもたちが自主的な活動を楽しむことです。
ある研修で、クラブ活動について学び、なるほどなあと思ったことがあります。
それは、あえて先生方が得意ではない分野のクラブを担当するというものです。
例えば、ダンスが得意な先生がダンスクラブの担当になってしまうと、意図せず「指導的活動」になってしまうことがあるためです。
自分が得意なジャンルで、なおかつ、そこに集まってくる子どもたちには、ついつい教えたくなってしまう気持ちもわからなくもないです。でも、度が過ぎると、技能習得が主となり、クラブ活動の趣旨から外れててしまうという理由です。
なので、クラブ活動での教師の立ち位置は、安全上の配慮や子どもたちの見取りといったところがメインとなります。
さて、今年度、読書クラブの担当になりました。子どもたちが考えた活動目標は、心静かに本に親しむといった内容です。年間計画を話合うときに、「読書会というものもあるよ」と持ちかけてみましたが、とにかく本を読みたいということです。
本好きの子が集まっているので、読書が始まると、本当に静かな時が流れていきます。どの子も心地よさそうに読書しています。私も、少年時代に夢中になった横山光輝の三国志があったので、久しぶりに熟読してしまいました。KOEIの三国志シリーズも随分、はまったなあとか思いだしながら。
回数を重ねていくことで、子どもたちが、こんなこともしてみたいなあと動いていくかもしれません。三国志を読みながら、静かに見守っていきたいと思います。