MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

超えていけ(飛び込み授業記)

2回目の『学び合い』飛び込み授業記です。大雪警報のさ中、行ってきました。

5年生約50名。教師1人の50倍、いやそれ以上の力が発揮されることに車中で胸を躍らせて。

 

今日は、道徳の『学び合い』です。課題は「新1年生(対象)に自分たちが大事だと思う心を伝えよう(ミッション)」

自分が大事だと思う内容項目を選び、新1年生のための道徳資料として形にする活動です。制作を通じ、その価値が自然に内面化していくこともねらっています。

 

答えのない未来において、0から1を創り出す意味と重要性を伝えます。そして、それを学ぶ時、学ぶ場所は、いつ、どこなのかを問いました。子ども集団から出てきた答え。それは「今、学校で」です。

 

あちこちで予想をはるかにこえるアイディアが発揮、実現されていきました。

面白いなあと思ったものを何点か…。

ボードゲーム(サイコロを振って、出たマスの道徳的内容を達成するとさらにマスを進められる。嘘をついちゃうと1マス戻る。)

・飛び出す絵本(開く楽しさ満載)

ピタゴラスイッチ的ボックス(あいさつをしようと書かれている紙があり、実行したら丸めて転がす。コロコロ転がって穴に入るような仕掛けあり)

これらは、前年度に所属校で実践した際には出なかったアイディアです。やっぱり多様な人がいる強みを感じました。また新1年生が興味をもちやすい工夫が見られたのも素敵でした。

 

あっという間の2時間。

最後に、子ども集団のパフォーマンスの高さと、まだ見ぬ1年生を思い、工夫いっぱいの作品を共に創り出していく姿への感謝を伝えました。そして、春からの小学校生活最後の1年間を、自分たちで充実させてくださいね。と言って、閉じました。

子どもたちの学び合う姿から、自分自身の地域での仲間づくりの必要性。そして実践の広がりを見据えていくべきと教えられた気がします。