MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

違和感

『学び合い』をしていて、子どもたちに違和感を覚えるときがあります。

それは、長年の経験で身に付いた「授業はこうあるべき」に、まだ捉われているのか?とか『学び合い』の理想のイメージとかけ離れているからか?などと自問自答します。

 

ある日、「なんだか、うまく言えないけれど違和感を感じるんだよなあ。それが何が分かったら伝えるね。」と言って、その時間を終えました。そのとき、はっきりとした違和感の正体がわからなかったものですから、そう言うしかなかったのです。

 

そんなときは『学び合い』をしている子どもに近づき、声を聞き、姿を見ます。そして、また離れます。

 

すると、素敵な姿がたくさん見つけられます。

違和感を感じていた授業でさえも、予習をしてきた子、懸命に説明している子、騒がしくなっても一人で集中して課題に取り組んでいる子、流動的に集団を渡り歩いている子、雑談から課題に戻って取り組む子がいたことが分かりました。

 

このときの違和感の正体は、脇道にそれすぎたり、丸写しを許している数人を集団が許容していることでした。

「君らが所属している集団が、それを許してしまうことはマイナスに作用し、個々の成長や変容が停滞する。それは、みんなにとって、どうなんだろう?」と伝えました。

 

教師のすべきことは、有機的な集団の維持・向上。

ならば、あわてず(一呼吸おいて)、焦らず(中長期的な視点で)、あきらめずに(子どもの生涯の幸せを)私が感じていることを、集団にフィードバックしていきたいと思います。