教育の結論は教師

本日、現任校にて、大学院の支援実習についての報告会を行いました。全職員が集まってくれました。

2年間、実践に協力いただいた、全校『学び合い』、オンライン『学び合い』、金融教育の実践について報告させていただきました。

教職員のポリシーや指導観を聞くことができたのが大きな財産となったこと、子どもたちの声や思いに耳を傾けること、教師がお金に興味を持つことは、人生100年時代を生きる教え子たちの生涯の幸せに興味を持つことなどをお伝えしたつもりです。

途中、ある若い先生が大きく頷いていました。

「一教師に一人の子を救うことはできないかもしれないが、集団をつくることで、その子を救うことができる」と話したときです。思うところがあったのでしょう。報告会が終わったあとに、学級のこと、集団をつくることについて話合いました。

この先生に限らず、私は基本的には先生という職に就いた人は、子どものためを思う善意の人が多いと思っています。たとえアプローチの仕方は異なっていても。

だからこそ、この職業を選んで奮闘している先生方やこの時代に教師を志している人と、共に考え、進んでいけたらと思っています。そうすることで、教師としての復路は、大学院という中継地点までとは異なる景色が見えるような気がしています。

「教育の結論は、教師」【「師道」（小原國芳）】　

重くて誇り高い言葉、胸に刻んでおきたいと思います。