節目の喜び
「ちょっと先生に見てほしいんだよねえ。」
同僚の先生から、スマホに収められている写真を見せていただきました。
被写体は、タキシードとウェディングドレスの新郎新婦とご家族、ご親戚でした。先日、お子さんが結婚式を挙げられたとのことです。
お祝いの言葉を伝えました。そして、お子さんのご結婚という節目は、少し、肩の荷が下りるというか、ほっとするものなんですか?と聞いてみました。
「そうね。1回目は就職のとき。今回は2回目かな。いい時間だった。」
いつも穏やかな同僚の先生は、しみじみと話してくれました。
その横顔にお子さんが晴れの舞台に登るまでの道のりを想像したり、自分の子どものことも投影したりして、なんだか目が潤んでしまいました。
家族も色々あるのだけれど、喜怒哀楽を分かち合い、長い時間を刻んできている。
その積み重ねに大きな意味があるなあと思えた夏休みの職員室でした。
(最近、ちょっとしたことでも涙が出そうになるため、少々、戸惑っています。)