当たり前の日常=幸せ
先日、研究室のM1の若者たちからインタビューを受けました。
教師の幸せについてです。
のっけから妻との出会い、結婚、家庭生活などの直球の質問でした。
おじさんは内心オロオロしていました。まあ、でも1時間弱、楽しくお話ができました。
で、「家庭で大事にしていることは?」みたいな質問がありました。
これには「できるだけ晩ご飯は一緒に食べることかな」とお答えしました。
ちょっと理由があります。
妻の初産。超・超難産でした。1人で娘を育てなければいけないのでは?という思いがよぎる出来事がありました。
2人目の息子を授かったときは切迫早産になりました。妻は出産まで半年ほど入院生活を余儀なくされました。当時2歳の娘は急にママがいなくなったという記憶があるみたいです。しかし娘の存在で救われたのは私でした。少しだけ強くなれました。
また、息子には疾患が見つかったので、治療が落ち着くまでに数年かかりました。青森と横浜の病院を年に何度も往復しました。
こういった経験があったので、普通に顔を合わせて、家族と食卓を囲むことができたときに、安堵感を感じたのです。
当たり前だと思ってしまいがちな日常というのが、「有難い」幸せだなと思いました。
忙しくて、なかなか毎日は全員で一緒に晩ご飯を食べることが難しいというご家庭もあると思います。うちも同じです。必ずメシは一緒に食うぞ!という厳しいルールはありません。
でも、子どもたちが一緒に食べてくれるうちは一緒に食べたいなあと思ってます。