MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

読書会「まんがで知るデジタルの学び2」

読書会に参加しました。今回の課題図書は、熊本大学の前田康裕先生の「まんがで知るデジタルの学び2」です。なんと、前田先生も参加してくださいました。

「まんがで知るシリーズ」は、若手、中堅、ベテラン、管理職等、さまざまな視点で描かれているので、異なるフレームで学校教育を見つめることができるという印象です。

また、話題提供の先生方の、「教師でいることに勇気と誇りをもてる書籍である」「教師こそ学び続けることが大切」という思いを実感できるシリーズだと思います。同僚にも読んでほしいし、学級文庫にも置いて、子どもたちにも読んでもらおうと思っています。

 

さて、読書会では、参加者が印象に残った場面をブレークアウトルームでシェアしていきました。私の印象深いシーンは136pでした。

 

子どもたちが、フェアトレードのパンフレット作成に関して「自分たちに何ができる?」と考え、国際基準を調べる子、絵コンテを考える子、文章を考える子、イラストを描く子、プログラムをする子と、自分の強みと興味を土台に能動的に動いているシーンです。誰に強制されたわけでもありません。そして、その姿から若い主人公の教師が学びを得ていきます。参加した先生からは、これを支えているのが、パーパス・ベース・ラーニング(目的から始まる学び)ですよね、という気づきをいただきました。

 

明日の地球を回すのは、子どもたち。その子どもたちの心を導いていく星、パーパスはどこにあって、どんなものか。それを追求していくことが、私自身のパーパスなのかなあと感じています。

 

「子どもの学びを考えることは、教師による探求型の学習であり、協働的で創造的な学びである。」

本書の主人公、江渡先生の一言です。それを読書会で、全国の先生方とお話しすることで、体感できました。

素敵な時間をありがとうございました。