通知表の進化と自己評価
通知表作成のシーズンがやってきました。
息子の学校からは、今年度から通知表のスタイルが変わったというお知らせが来ました。子ども自身が行動や学習について自己評価する欄が設けられ、学校からのコメントは年度末だけになったそうです。
これは、学んだことやできるようになったことは、本人が一番、分かっているという自己評価の視点と学校からの客観的評価の視点の一体化。そして今までの既存の通知表スタイルからの脱却をソフトランディングさせた着地点なのではないかなと考えました。
確かに通知表の評価コメント(意外と短く、半年を集約できないのは私だけだろうか)に絞れば、本人による自己評価だけ、担任からの評価だけでもなく、両者からの評価は妥当性や客観性が高まる可能性はありそうです。
しかし、日頃、共に学んでいる複数の仲間からのフィードバック、教師とのやり取りが、その子の目指したい目標設定や人間形成に、はるかに影響を与えていると思います。だからこそ、通知表は、これからもさまざまな角度から子どもたちを見つめるツールとして進化していくべきだと思います。究極の進化形態として、通知表(紙媒体)の必要性は「ない」という未来もあるのかもしれません。
今のところ、私自身はGoogle Formsで、子ども達に前期の振り返りをしてもらいました。集まった子ども達のコメントは、半年間、関わってきた自分自身へのリフレクションに活用させてもらおうと思います。じっくり読んでみようと思います。