読書会リフレクション「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」
本日は「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門」の読書会に参加しました。
著者は西川純教授と西川研OG深山智美さん。
特別支援学級の子どもの一生涯の幸せを保障するために学校は何ができるかをテーマの一冊です。
さて、本日は深山さんのお話も伺いつつ、3つのテーマを深めてくださいとのご提案がありました。以下、リフレクションです。
①教育と社会に出てから
・学校と社会のギャップや分断が気になる。(学校の中でさえ分断が残っている。)自分が小学生だったころは、特別支援学級との交流は記憶になく、お互いに理解し合うような経験もありませんでした。そして、恥ずかしながらそのまま教員になってしまいました。
・普段からどんな子どもたちも、お互いの幸せに向かって前向きに生きていく仲間となり、力を合わせていく場所が学校でありたい。
②学力評価
・評価自体は学習者のモチベーションアップにつながるフィードバックであればいいと思います。40代になっても、学生時代に言われてうれしかった言葉やそれまでの苦労が一気に報われたような気になった言葉かけは覚えています。
・評価は教師がするのではなく、学習者が自分で評価すればよいのでは。誰かに評価されるためにやるのではなく、自らの学びや行動を調整しつつ、その自分を評価できる。
・通知表って必要なのか。
③幸せのつながり
・多様なつながりは自分のセーフティネットになる。学級の枠にとらわれない方が、はるかに相性の良い人が見つかる確率が高まります。
・もはや学級の枠組はなくてもいいかなあと思ってきています。法律的には学級という括りはないみたいです。
教員必読の書だと思います。
今日、手にしたら、妻の字で書き込みや付箋が貼ってありました。
リアルを見て、未来のために、今できることを示している素晴らしい書です。
ありがとうございます。