全校『学び合い』通信①(職員室向け)
先週からスタートした全校『学び合い』ですが、実践から得た気付きを職員室の先生方に紙ベースでお伝えするようにしました。
〇異学年交流について
先生方が課題設定がとても効果的でした。
なぜなら他の学年との交流がたくさん生まれていたからです。
6年生が下学年に「税金のしくみ」をわかりやすく伝えるという活動は相当、頭がアクティブに働いていたと思います。
さっきまで「うーん、おかね」としか理解していなかった様子の2年生の〇君。
最後のふり返りのときには、「ぜいきんは、みんなのために使うおかね~」と言ったとき、6年生集団からの「おお!やったぁ」という歓声がよかったですね。
伝えようとしているんだけど、なかなか伝わらない。
だからこそ、6年生は頭をフル回転させて、最終的には税金のエッセンスのみを伝えたようです。かなり達成感があったようです。
〇集団の見取り
一人、ぽつんと座っている子。集団から距離を取っている子。誰かと関わってほしいと思う気持ちが働くのも無理ないことだと思います。
でも、その子が本当に必要なときに自ら動き出すことを「待つ」のも大事かもしれません。
この日、一時の情に流されずに、あえて少し遠くから俯瞰して見守っていてくださった先生がいらっしゃいました。子どもたちを信じる素晴らしい姿勢だと思いました。
2日目に(距離があった)その子たちは、自分から他の学年に入った子もいれば、低学年の子が近づいて行ったりしていました。そして、その子の周りに2人、3人と集団が増えていった様子も素敵でした。教師が介入しなくても自然に解決していましたね。
〇子どもたちの声(機材準備中に。6年生女子と3年生男子)
6女「明日も全校『学び合い』するんですか?」
私「明日はないよー。」
6女「えー。やりたい!」
私「なんで?」
6女「楽しいし、よくわかる。」
3男
「学校のみんなと学べる時間が多いから楽しいし、解決できていい。」
まだ、少数の発言を拾っただけですが、学びが楽しいなんて最高じゃないですか。ちなみに、私もかなり楽しかったです。
今週もどうぞよろしくお願いします。