MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

復帰後の落とし穴は?

修了、現場復帰が近づいています。

ゼミで『学び合い』を学んだ現職教員として、復帰後に何か落とし穴がないか聞いてみました。

 

【とある日のゼミの問答】

私:おそらく異動だと思う。40代でも「おはようございます」「ありがとうございます」「すみませんでした」「お先に失礼します」「何かお手伝いできることはありませんか?」を大事にしようと思っている。

しかし、『学び合い』脳の自分が、現場に戻った際に、何かしらの落とし穴がありそうな気もする。気を付けるべきは?

 

西川教授:

①折り合いをつけること

「子どもたちに折り合いをつけなさいね」といういうべき教師が、ちゃんと同僚と折り合いをつけることだよね。『学び合い』をしていると、同僚との関係や職場の環境が悪くなるっていう人がいるけど、こりゃ嘘だ。あんたが悪いと言いたい。

人は、情報を選択するときに、自分の枠組みで物事を見ようとするから、『学び合い』を選択したあなたは『学び合い』を否定的には考えられないと思う。それは一斉指導を主としている人たちにとっても同じ。じゃあ、何が正しいか。結果だよねえ。

 

②自分の志を高く保つこと

志を高くもって、維持し続けるには、志の高い人とつながっていく。それしか方法はない。積極的につながらないと無理。これは、自分も同じ。つながって話していくことで、自分の考えや志を焼き直している。人に説明することが、一番、自分を説得できるからね。高い志をもつことは、結局は自分に得だからねえ。俺がそうだろう?日本で一番小さい国立大学の一教員が、こんなに幸せなのは、高い志があるから。

 

 

折り合いをつけ、理解し合おうという気持ちがなければ、一人で散歩しているのと同じ。2年間で得たものから、バツグンの結果を出す機会を損失することにつながりかねない。これはもったいなさすぎる。

同時に自分の志を維持するために、長期的なつながりを保つことから得るリターンの示唆…。

 

お言葉、ありがたく。