学校に泊まろう!
先日、息子の小学校のPTA組織、「父親委員会」の会議に出席しました。
この委員会の方針は、「子供のためになることを考え、実行する」です。
シンプルでいい感じです。わかりやすい。
コロナ禍前は、この父親委員会主催で「学校に泊まろう!」というイベントを行っていました。
文字通り、夏休み中の体育館や特別教室に子供たちが泊まります。
また、異学年チームで肝試しやゲームをしたり、打ち上げ花火を鑑賞したりする一大イベントで、多いときは500人くらい参加していました。
それぞれ業種も年齢も違うお父さんたちですが、基本方針にそって、それぞれの得意分野を発揮していたように思います。
音楽に長けている人はライブ開催、時間のある人は学校との打合せ、企画を考えるのが好きな人はゲーム内容を考える、父親委員会のTシャツデザイン、さまざまなネットワークを使った食材の調達、花火師さんとの交渉等々。
細かいところでは、名簿作成、当日の司会進行や会計など、まだまだあった気がします。
言うほど簡単なものではないのですが、このイベントを通して、お父さん同士の結束も固くなるのでした。
ところで、メンバーには学生時代の同級生だったり、部活動の先輩方や後輩がいたりします。
年月をこえて「また、ここで繋がったか!」と思うと感慨深いものがあります。
現在、委員会の中心メンバーである後輩たちから頼られるのも、何気に嬉しいものです。
同時に自らの学生時代の他者との繋がり方をふり返ることができました。
あのとき、共に汗をかいたり、協力したりした経験があるから、ここですんなりと手を携えることができるんだなあと。
そして、今はこのメンバーたちから、さまざまな有益情報を供給してもらうことができます。
翌週、学校の子供たちに実感をもって伝えることができました。
「今、学習を通じて、全校のみんなと仲間になっていくことは中学校だけでなく、大人になっても、絶対いいんだ」と。
わかる子にはわかったんじゃないかしら。
20年後、30年後、私と同じ思いを実感する子がこの地域にも増えていったらいいなと思います。