MY TEACHER ACADEMIA ~KUBOのティーチャーアカデミア~

教職大学院修了ホヤホヤの小学校教員21年目。過去から今、そして未来に向けて感じていること、思っていること、学んでいることを徒然なるままに綴るブログです。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

オンライン西川ゼミ

今日まで上越教育大学教職大学院の学校教育実践研究コースの西川研究室在籍でした。 といっても、実習期間は地元にいることができたので、ゼミはZoomで参加するオンラインゼミ生のようなものでしたが…。 で、明日から、本物のオンライン西川ゼミ生になります…

思い出の道

この春は、10年在籍した学校から異動となり、卒業生や保護者の方が日替わりで会いに来てくれています。なんとなく、私の思いや願いが、伝わっていた子たちかもしれないなあと思います。やっぱり2割弱くらいの数です。 時間を割き、わざわざ会いに来てくれた…

20年が経過して

20年前の初任1日目。 とにかく覚えているのは、職員会議の体感的長さと多さ。 自分の思考が追い付かないうちに交わされるディスカッション。 居並ぶ先生方が、何を論点に、なぜ納得して、どうやって折り合いをつけたのか。まったく見当がつかず、ただただ、…

いざ新任校へ

昨日、新任校に挨拶に行ってきました。 教頭先生が、昨年まで一緒で、数年来、『学び合い』の実践を見届けてくれていた方なので、個人的にはこれはラッキーだなあと思います。 何人か、知っている先生の姿もお見かけしました。 校長先生からは「院で学んだこ…

離任式の言葉

こんにちは。10年前に、新任のあいさつをしたときは、こんなに新しい体育館ではなく、とっても古い体育館だったなあと思いだしています。 さて、私は、みなさんに「仲間とのつながりを大切に」ということを伝えてお別れします。少し、難しい話かもしれないけ…

教職修士

教職大学院を修了して、教職修士の学位が授与されました。 別段、「俺、教職修士」と言う機会はないですし、しっかり単位を取得していれば授与されます。でも、手にした今、授与に至る過程がどうたったかを振り返ることができています。 私は、この学位を2…

ああ、新潟

大学院修了の実感とWBCの侍ジャパン優勝の興奮が醒めない今日の午後。 西川研究室で苦楽を共にした現職の方から贈り物が届きました。 (苦楽というよりも、充実の日々でしたが) 新潟県は小千谷の地酒3本!と名物のへぎそば。 新潟の風土、そして2年間の時…

人の幸せを喜べる人に

いつぞやのゼミでの言葉。 「人の幸せを思いきり喜べるように。あなたが思いきり幸せになればいい。」 とても幸せそうな師に出会い、足元の幸せを見つめ、感じるようになりました。 幸せな人と触れ合うことが、子どもたちや大切な人を幸せにしていくのだと思…

最後のゼミに向けて

先ほど、上越に入りました。 こまめに休憩を入れて、今日は11時間かかりました…。 明日。最後の学年ゼミです。 PCを開き、ゼミの質問記録を見ると、自分の質問と気になったゼミ生の質問、合わせて350ありました。 『学び合い』、教育、幸せ、健康、投資、…

卒業しても

今日は、在籍する小学校の卒業式でした 今年度の卒業生は、かつての教え子たちの弟や妹がたくさんいる学年です。 そして金融教育やオンライン『学び合い』の挑戦に伴走してくれた子どもたちでした。 この子たちのそれぞれ幸せの形は何か。私には分かりません…

講師がいない問題

関東で小学校に勤務している大学時代の友人A君からLINEがきました。 新年度からの講師急募!ということです。 ところで、そのLINEグループのメンバーは日本各地に居住しています。 A君が藁にもすがる思いで、講師募集を全国に広げている姿から焦燥感が伝わっ…

ズッコケ三人組 中年版

小学生のとき、虜になった「ズッコケ三人組」 タイムスリップしたり、宇宙に行ったり、会社を興したり…。個人的に児童文学の最高傑作かと思ってます。 図書館で見つけてしまいました。中年バージョン。 たしか4年生くらいのときに、学級文庫に置いてあったの…

他者の靴を履く

今ほど、ブレイディみかこさんの「他者の靴を履く」を読み終えました。 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」に登場したエンパシーという言葉が特別なインパクトを与えたことがきっかけとなり、「誰かの靴を履く=エンパシー」について掘り下げて…

教師のメタ認知

「最新の脳研究でわかった!自立する子の育て方」(著:工藤勇一、青砥瑞人)を読みました。大学院にきて、わりとすぐ購入していたのに読みきっていませんでした。 本書の2大テーマは「心理的安全性」「メタ認知」です。脳科学的に見ていくと、教師の言葉か…

WBC チェコチーム

WBC。連日、侍ジャパンの活躍で盛り上がっています。 昨晩、対戦したチェコ。メンバーの多くが野球以外を生業にしています。 学生、先生、消防士、技師、営業マン….。監督の本業は医師。 野球だけにストイックに取り組むのも一つの生き方だと思いますが、チ…

こころフォト

本日、NHKの「こころフォト 12年目の手紙」が放送されました。 突然の別れ。家族との日常を奪われた人たちの思い、葛藤の交錯を見ました。 そして写真の中の家族に向け、思いを綴り、一歩一歩、前へ進む人たちがいました。そこに写真の力が見えた気がします…

実践イメージを超えて

流動型『学び合い』の授業づくり(著:高橋尚幸先生) 来月、現場に戻ったときの実践イメージを高めようと再読。 『学び合い』実践者の高橋先生がその足跡を記録した貴重な内容だけに、共感、いや、感嘆することばかりなのですが、今回、感じたのは、教師と…

笑って任せてみる

こちらの記事を見て、ちょっと考えてみました。 シナリオありきの児童・生徒総会や学校行事の進行。 「これ、読んでおけばOKだから」みたいなのは、よくあるし、自分もやっていた。 でも、子ども自身のためになる力は育たない。逆に指示を待つ力や誰かがお膳…

小さな学校の時代がやってくる

箕面こどもの森学園園長の辻正矩さんの「小さな学校の時代がやってくる」(スモールスクール構想・もうひとつの学校の作り方)を読みました。 日本でのフリースクールの実態、制度のこと、諸外国のオルタナティブ教育やフリースクールを紹介しつつ…。 本の主…

13歳からの地政学

田中孝幸さんの「13歳からの地政学」を読みました。 高1の兄と中1に妹と謎のヴェールに包まれた「カイゾク」の問答により、国際問題を地理・自然・民族などの視点から掘り下げていきます。(「カイゾク」はのちに、アメリカ生まれの日系移民であり、壮絶な…

「先生、どうか皆の前でほめないで下さい」

金間大介さんの「先生、どうか皆の前でほめないで下さい」を読みました。 「いい子症候群の若者たち」の実態をデータに基づきながら紹介しています。 軽妙な書きぶりにいざなわれます。読み進めていくと、途中から切ない気持ちになってしまいましたが、最終…

『MANABIAI』

最近、週1でやってくるアメリカ人のALT(Assistant Language Teacherの略)との会話が楽しく、アメリカの金融教育や進学のことなど、個人的に興味関心があることを話題にしています。 ところが、ALTは日本語が微妙。私は英語がかなり微妙。それでも「Oh、ワ…

復帰後の落とし穴は?

修了、現場復帰が近づいています。 ゼミで『学び合い』を学んだ現職教員として、復帰後に何か落とし穴がないか聞いてみました。 【とある日のゼミの問答】 私:おそらく異動だと思う。40代でも「おはようございます」「ありがとうございます」「すみませんで…

今日の西川ゼミ問答(「弱い紐帯、強い紐帯の解」)

今日のゼミでは、「ネットワーク分析」の読書会で、私の理解が追いつかなかった箇所について、西川教授に質問しました。 (注) 「弱い紐帯」…あまり親しくない友人、会う機会の少ない疎遠な知人の間にある繋がり 「強い紐帯」…家族、親しい友人、学校や職場…

時を戻そう

以前、鴻上尚史さんの「10年前に戻ってポジティブに考える」思考を紹介しました。 これ、対象を自分以外にも広げられる考え方だなあと、ふと思いました。(トイレで) (人が何かを思いつく場所は車やトイレが多いそうです。これはインプットされるものが遮…

ネットワーク分析 何が行為を決定するか

読書会グループで紹介されていた「ネットワーク分析」(著:安田 雪)を呼んでみました。 私たち個人や所属組織、産業、コンピューター、企業、インターネット等、さまざまな組織のネットワークには何らかのパターンがあります。その構造について概観できま…